子供の命を救うユニセフマンスリーサポート

世界の各地では今も紛争が続いている地域がありますが、紛争によって生活ができなくなっているのは大人だけではありません。
子供も大人と同じように紛争によって、生活をすることが困難になり、避難民として住んでいた場所から遠く離れた場所で生活している子供も多くいます。

 

紛争が長くなればなるほど多くの人たちが生活に困窮する

こうした紛争の中には何年も継続して続いているような長期のものもあり、紛争が長くなればなるほど、多くの人たちが生活に困窮して苦しむことになります。
人災だけでなく、世界には天災によって、住むところを奪われている人も多くいます。
環境の悪化により世界には雨が全く降らなくなった地域などもありますが、こうした地域で生活していた人たちも、住んでいたところを離れて、別の場所で暮らさなければいけなくなっています。

その反対に、一時期に雨が大量に降って洪水で悩まされているような地域もあり、命の危険性もあることからこうした地域に住んでいる人たちも、住んでいた場所から避難を余儀なくされているのが現状です。

紛争や天災により避難を強いられている人たちにとって大きな問題となっているのが食料です。
生きていくためには食べ物を食べていかなければいけませんが、紛争などの理由で避難をしている人たちは、生きるための十分な資産も持っていないために、食料を購入することができなくて苦しんでいます。

 

救済のための支援を行っているユニセフの活動

十分な食料を食べることができなくて苦しんでいるのは大人だけではなく、子供も同じように食べ物を満足に食べることができない状態にあります。
小さな子供は大人よりも抵抗力が弱いので、食料が慢性的に不足していると命の危険性もあることから、こうした大人と子供たちに十分な食料が供給されるようにすることが、早急に求められています。

実際に、これらの地域で生活している人たちには、世界中から支援の手が差し伸べられていますが、ユニセフでもこうした地域の人たちに、救済のための支援を行っています。
一般の人や団体から募金してもらったお金を活用して、紛争や天災で被害を受けている世界中の人たちに食料を届ける運動をしているのがユニセフです。

ユニセフでは避難地域で暮らしている生活に困窮している人たちに対して、病気の治療などの取り組みをしています。
避難所で生活している人の中には、衛生状態が思わしくなくて病気にかかる人も多いことから、このような治療によって命が救われることもあり、避難して生活している人たちにとってはなくてはならないものになっています。

 

衛生に関する教育にも積極的に取り組んでいる

病気が発生する前に予防をする取り組みも行っていて、事前に予防をすることで、病気の被害が発生することを最小限に防げるのもメリットです。

病気の蔓延を防ぐためには、避難場所で生活している人たちに衛生に関する知識が十分に広まることも重要ですが、ユニセフではこうした衛生に関する教育にも積極的に取り組んでいます。
特に水に関する知識は重要で、安全な水を手に入れることで健康の被害を防ぐことができることから、水に関する知識の普及にも努めています。

栄養に関する知識も、避難している人にはなくてはならない知識で、栄養に関する知識を正しく知ることで、病気の予防に役立ちます。
ユニセフではこうした知識の普及もあわせて実施しています。

世界には紛争や天災に限らずに十分な教育を受けることができずに、読み書きにも困っている人が大勢いますが、こうした人たちに教育のための機会を提供することも、ユニセフが取り組んでいる仕事です。

 

ユニセフマンスリーサポートプログラムについて

しっかりとした教育を受けることで、自分で生活するための能力を獲得することができ、生活の改善をうながすことができます。
このようなユニセフの活動は継続的に行われていますが、これらの活動を金銭的にサポートしているのがユニセフマンスリーサポートプログラムです。

一般の人から毎月定額の募金をつのって、継続的に募金をしてもらうことができるようになっているプログラムです。
低額から募金をすることもでき、毎月2000円ずつ募金することもできるため、誰でも気軽に募金に参加することができます。

毎月2000円ずつユニセフマンスリーサポートに募金するだけでも、ユニセフで行われているさまざまな事業をサポートすることができます。

毎月2000円の募金があれば、1年間で6000人の子供にビタミンAを供給するための資金になります。
体内に摂取されたビタミンAは免疫力を高める働きがあることから、病気の予防をするうえでは欠かせない栄養素であり、十分なビタミンAを摂取することで、病気の発生を抑えることができます。

 

まとめ

毎月たった2000円の募金をするだけで、こうした子供にとって必要な栄養素を与えることができるので、募金されたお金が有効に役立てられています。
毎月2000円の継続した寄付があれば、重度の栄養不良で体調を崩している子供に、治療のための栄養治療食を与えるための資金にすることもできます。
毎月2000円の寄付だけで786袋分の栄養治療食を届けるための資金になります。

 

参考:日本ユニセフ協会 神奈川

カテゴリー: 社会 パーマリンク