東日本大震災の支援の実態とは

日本ユニセフが語る震災支援に関して

2011年3月11日は、関東から東北地方に住んでいる人ならば思い出してしまう重要な1日になりました。
東日本大震災は、1000年に一度の大きな揺れといわれている地震に襲われたため、津波だけでなくコンビナートが爆発したり液状化現象が起こったりと実に多くの犠牲が出ました。

また、東日本の東京から東北地方を中心にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどから商品がなくなるといったものも少なくありませんでした。
もちろんそれらは犯罪によってなくなったわけではなく、買い占めを行った結果です。

要するに、多くの人は地震に対する備えを十分にしていなかったことがわかります。
自分でも十分にしているつもりでも、思わずよくばってしまい必要以上にたくさん購入してしまったわけです。

これは何を意味するかといえば、心の中に恐れを感じていることを意味しています。
普段は平常心およそっている場合は特に何でもありませんが、いざという時人間の本性があらわれるものです。

そのため、震災が起こったと同時にイライラしたりあるいはそれがきっかけで離婚をするといった例もありました。
それとは別に、震災の現場では救援物資をしなければただものすら十分に与えられない状態だったと日本ユニセフ協会は言及しています。
日本ユニセフ協会 UNICEFJapanNatCom – YouTube

飲み水と食べ物は非常に重要な支援物資になった

町によっては孤立してしまったところもあり、飲み水と食べ物は非常に重要な支援物資となりました。
とはいえ、支援物資を送ったとしてもまずルートが確保できていなければ現地に届けることはできません。

幸い、東京の場合にはそれほど大きな混乱にはなりませんでしたので、ルートを確保することの難しくありませんでしたが、東北地方に行くと大きな被害を受けていたところですので、走ることができない道も少なくありませんでした。
特に山間部に関しては、土砂崩れなどが起こっていたりあるいは海岸近くは津波によってられてしまったりと普通の自動車では難しい状態です。

それらのことはまだ予想することができたかもしれませんが、予想外だったのはガソリンが手に入らなかったことです。
なぜガソリンが手に入らなかったかといえば、コンビナートが被害を受けてしまったからです。

日本には1カ月程度備蓄することができる石油ありましたが、かといってそれらがすぐ日本全国に届くとは限りません。
自動車を所有している人は、通常1週間に一度か2週間に一度程度は給油をすることになりますが、これから先しばらく給油ができないとうわさされており、その他の自動車に乗らない人までがわざわざガソリンスタンドの列に並ぶと言う予想外の出来事も凝ったわけです。

災害時に大切なことを改めて考える必要があると日本ユニセフ協会は言う

つまり、直接的な被害を受けた人でなくても、様々な問題を引き起こしており結局支援物資が予定通り届かない例も少なくありませんでした。
支援物資といえば、重要になるのは水と食べ物ですがそれ以外のものも必要な場面も少なくありませんでした。

ただ、現地に送られて来て困るものもたくさんあります。
例えば、1000羽鶴などがこれにあたりますがもちろんそれらをつくった人は気持ちを込めて作ったに違いありません。
ですが、人が生きるかどうかの時期に1000羽鶴など送られてきても困ります。

そもそも、現地では支援物資を仕分けしなければならず必ずそこで混乱が起きるわけです。
ですが、そんな中でどうでもよい物を送って来くるとさらに現場は混乱してしまい余計物資の調達が遅くなる可能性が出てきます。
そのため、単に勢いだけで行うのではなくそのおくったものが本当に役に立つかをよく考えなければならないと日本ユニセフ協会は注意を促しています。

もう一つの一般的に迷惑とされるのが利用した毛布や古着になります。
現地の人は、恐らく生きる者もなく大変だろうと考えておくるのですが、なぜか古着が送られてくるわけです。

被災した人たちの気持ちになることが大切

古着は、最貧国などであれば喜ばれるかもしれませんが現代の日本においていくら災害が起こったとしてもわざわざ人が来たものを着ることはないでしょう。しかも送る側は単に自分の服を着てほしいと考えているだけでなく、部屋からごみをなくしたかったからといった理由もあり受け取った方は憤っている例も少なくありません。

それならば、毛布の場合も洋服の場合も新しいものを購入してそれを贈るべきですが実際そこまでする人はほとんどいません。
もちろんサイズがわからないといった問題もありますがそれならば古着も同じになるでしょう。

救援物資などを見ていると、本当に人のためを考えておくっているのではなく、わけもわからず送っている人がおりその点をなくすだけでも随分と混乱はなくなったはずです。

支援物資に関しては、最初のうちは水や食べ物例えばおにぎりなどは非常に重要になってきますが、1か月も過ぎると次第に食べ物に飽きてきます。
住宅のことをいっていではないと述べる人もいるかもしれませんが、実際に現場に行くと毎日おにぎりはうんざりするわけです。

できれば、もう少し豪華なものを食べたいと普通の人ならば欲が出てきてしまうでしょう。
つまり、タイミングが悪く送ったおにぎりなどは人の体の中にはいるわけではなくごみ箱に行っている可能性も高いです。

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